2019/03/15
2019年3月9日、品川にて「RSV JAPAN Global Experts’Meeting 2019 RSウイルス感染症最新の話題」に参加することができました。
昨年まではRSV JAPAN Global Experts’Meetingは6月に開かれていましたが、今年は3月開催となりました。
RSウイルス感染症は、冬の呼吸器感染症として2015年以前は流行のピークが12~1月でしたが、2016年頃よりピークが徐々に夏に近づき2017年はピークが8月となりました。重症化が予想される児への予防対策(パリビズマブの投与)の時期について検討がなされました。東京都や埼玉県などは7月からパリビズマブの投与を開始するとのことでした。また、この流行時期のピークの変化と原因について討論がなされました。気象からの解析では、RSウイルスは低温、多湿時だけではなく、高温(28度以上)、多湿の時も流行するとのことでした。Proc.Eric A.F.Simoes先生は世界的な見地からの海流説を唱え、その他エルニーニョ現象、ウイルスの質的変化などの意見がでていました。
今後の臨床に活かしたいと思います。