2020/02/28
令和2年2月9日(日)、第20回食物アレルギー研究会が横浜のパシフィコ横浜にて会長大嶋勇成(福井大学医学部小児科学教授)先生にて開催されました。
今年も朝から夕方まで一日食物アレルギーについて勉強する機会となりました。
午前中の特別プログラムは「食物アレルギー対策の最近のトピックス」でした。
①「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」改訂のポイント昭和大学医学部今井 孝成先生より話がありました。保育所の原因食品の除去は完全除去が基本であること、子どもが初めて食べる食品は家庭で食べて安全なのを確認してから、保育所での提供となることが大切とのことです。
②「学校におけるアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」改訂のポイント―食物アレルギー・アナフィラキシーを中心に―海老澤 元宏 国立病院機構相模原病院臨床研究センターより2020年4月より改定されるガイドラインについて話がありました。
③「小児のアレルギー疾患保健指導の手引き」について小児保健医療総合センターの伊藤 浩明先生より話がありました。この手引きは医療・福祉の現場で子どもに関係するすべての方の参考になる内容で、厚生労働省、日本アレルギー学会のwebサイト「アレルギーポータルから」無償でダウンロードできるとのことです。
④食物アレルギーの災害対策
宮城県立こども病院(日本小児アレルギー学会災害対応委員会)三浦 克志先生より災害時の子どものアレルギー食などを含めた対応を包括的に聞くことができました。
今後の臨床に活かしたいと思います。