2021/10/12
令和3年8月2日(月)から8月31日(木)に第15回相模原臨床アレルギーセミナーが8月21日(金)・22日(土)・23日(日)の一部LIVE配信のweb開催で開かれました。
①成人臨床アレルギー学、②アレルゲン、アレルギー検査、免疫療法、③小児臨床アレルギー学の3部門の構成となっています。成人アレルギー学の成人喘息の長期管理では、海面からみえる氷山の海面下には気道閉塞、気道過敏性、気道炎症が連なり、管理目標は症状にコントロール、将来のリスク回避が大切です。妊娠中の喘息管理、成人の咳の鑑別と治療、成人食物アレルギーでは臨床型は口腔アレルギー症候群、食物依存性運動誘発アナフィラキシー等の特殊型が多く、猫や犬と豚肉、牛肉との組み合わせで発症時間が遅くなる場合があり食物アレルギーとしては頭の隅に入れておかないと見逃す可能性を勉強させて貰いました。②アレルゲン、アレルギー検査、免疫療法では免疫療法で喘息の発症率が低下する、新規の感作予防できる、肺機能の改善が得られるなどの可能性を示して貰いました。③小児臨床アレルギー学では、全国でナッツアレルギーが増加していますが、カシュナッツ、クルミの診断のフローチャートが提示されましたが、実践的で非常にに助けになる可能性があると思います。