瀬川小児科アレルギー科医院/三島市寿町の小児科・アレルギー科

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第53回日本小児アレルギー学会に参加して

第53回日本小児アレルギー学会が平成28年10月8日~9日と会頭、群馬大学小児科教授荒川浩一先生によって群馬県前橋市にて開催されました。食物アレルギーの進歩を肌で感じ、気管支喘息では岡山大学の池田政憲先生の「実臨床における乳幼児喘息への吸入ステロイド薬」の教育講演を聴くことができました。小児喘息の病態の本体は気道の慢性持続性炎症であり、炎症によって1~3歳で気道壁が厚くなり気道の内壁が狭くなりだす(リモデリング)境界領域との話がありました。これを防ぐことは重要で、早期の吸入ステロイドホルモンの導入が良い結果に結びついた講演がありました。大きくなって肺機能が低下しない治療を常に考えながら治療を選ぶ必要性があると考えられました。