瀬川小児科アレルギー科医院/三島市寿町の小児科・アレルギー科

平成29年10月28日第72回東海小児アレルギー懇話会が浜松で開かれ参加しました。一般演題が7つと特別講演として千葉大学小児病態学教授の下条直樹先生の講演を聴くことができました。「生後早期からスキンケアを行った新生児8例における1歳時の皮膚病変有病率と抗原感作率の検討」を発表した一宮西病院小児科の杉山剛先生の話はタッチケアの資格取得時の講義で聴いた時の先生で当時は山梨大学に籍が有り親しみを持って聞くことができました。新生児期から頭のシャンプーと身体を洗う泡ソープを使い分けることにより、その後の湿疹病変を減少することができるとの発表でした。特別講演の下条先生の「細菌叢とアレルギー」は皮膚の細菌叢と腸管の細菌叢の話で大変勉強になりました。プロバイオティクスで現在作用が認められているのは、アトピー性皮膚炎だけでラクトバチルスG9では使い方によりアトピー性皮膚炎の発症が抑えられ、症状がかるくなるとのことでした。下条先生の研究に対する情熱には圧倒されました。