2018/02/15
平成30年2月11日、第7回日本小児科医会乳幼児学校保健研修会が東京大手町にて開かれました。
「児童生徒の生活習慣病予防について考える」ということで一日参加することができました。
「現代の子どもの身体の実態」和洋女子大学 杉浦令子先生の講演では、2000年を基準に2017年までのデータをもとに小児の体格についての報告があり、現在は肥満よりも痩身が増加し問題となっているとのことでした。
「小児肥満症・小児メタボリックシンドロームの概念、病態、診断基準」について東京家政学院大学 原光彦先生の講演の中で2002年の小児肥満症の判定基準が2017年小児肥満症ガイドラインにより一部改訂され臍部周囲長が生活習慣病のリスクと結びついているとのことでした。
「家族制高コレステロール血症―小児科領域でのアプローチ」国立循環器病研究センター 斯波真理子先生の講演では総コレステロールとLDLコレステロールの測定が重要とのことでした。
午後は富山県高岡市、福岡市の小児生活習慣病検診の取り組みについての発表があり、いくつかの問題が指摘されました。
大いに勉強になり今後の臨床に活かしていきたいと思います。