瀬川小児科アレルギー科医院/三島市寿町の小児科・アレルギー科

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第121日本小児科学会学術集会に参加して

平成30年4月20~22日、第121回日本小児科学会学術集会が会頭:廣瀬 伸一先生(福岡大学医学部小児科教授)により福岡市の福岡国際会議場にて開催されました。学会はとにかく盛況で6,600人の方が参加したとのことでした。
4月21日の特別講演はムツゴロウ作家の畑 正憲先生の「愛と絆のホルモン(スキンシップの重要性について)」を聞く機会を得ました。
ムツゴロウ先生は生まれが福岡市とのことでした。ムツゴロウ先生から動物とのスキンシップの素晴らしい話を多く聞くことができました。
その話の中で千葉県の60kgのセントバーナードの飼い主が妊娠したために獣医さんより犬よりの感染症をなくすためにセントバーナードを触らないように指導を受けました。
その後セントバーナードを触らないようにしたら、セントバーナードが多くの人を噛みつくようになり止まらなくなってしまいました。
そこで、獣医さんよりムツゴロウ先生にそのセントバーナードを引き取ってほしいとの話がきました。
いよいよムツゴロウ先生に檻に入れられた大きなセントバーナードがやって来ました。ムツゴロウ先生自分が人間ではなく犬だと思って周りの人の制止を振り切って、高ばいのハイハイをして檻の中にはいっていきました。そのセントバーナードは噛みつくどころかムツゴロウ先生のほっぺをぺろっとなめてくれました。
ムツゴロウ先生セントバーナードの首に手を回して「おまえ寂しかったんだよな」と言いました。
このような動物との絆の話を多く聞き座長先生は涙してしまい、素晴らしい講演となりました。楽しく小児科学を勉強することができ、今後の臨床に活かせたらと思います。