2019/08/16
第13回相模原臨床アレルギーセミナーが8月2日(金)~8月4日(日)の3日間、パシフィコ横浜で開かれました。
1日目は成人臨床アレルギー学、2日目はアレルゲン、アレルギー検査、免疫療法/アレルゲン免疫療法、3日目は小児臨床アレルギー学を中心に、3日間勉強することができました。気管支喘息では、今回の中心は内科・小児科ともに重症喘息の診断・治療がトピックで、重症喘息を病型分類しその病型にあった新しい治療が提起されました。その病型は4病型で金銭のことを抜きにすればステロイドホルモンを投与する前に病型にあった生物学的製剤を投与する治療です。生物学的製剤が一般診療に入りつつあります。その他、喘息では、再び内科・小児科ともに経口ステロイドの投与には副作用が出やすく注意する必要があることを述べていました。食物アレルギーでは即時型のアレルギーでクルミ、カシューナッツ、アーモンド等の木の実が各年齢を通して、鶏卵、牛乳、小麦の次の4番目に入ってきたことでした。ナッツ類はアレルギーを起こすと重症化しやすいですが、注意して摂取していくことが必要と考えました。
猛暑の中3日間、気管支喘息、食物アレルギー、免疫療法を中心にしたアレルギー性鼻炎、気管支喘息など勉強しましたが、進歩が早く、時代に即したアレルギー学を学ぶには有効な3日間となりました。