2024/06/29
第24回食物アレルギー研究会(現地:2024年2月18日(日) WEB:2月22日(木)10:00〜3月10日(日)23:59)が会長:長尾 みづほ先生(国立病院機構三重病院臨床研究部長)にて
パシフィコ横浜アネックスホールにて開催されました。
午前中は特別プログラム「食物アレルギーの両立支援」の講演が行われました。
1.学校での生活管理の課題−学校保健会全国調査の結果より−
海老澤 元宏 国立病院機構相模原病院臨床研究センター
2.学校給食の課題—三重県内の食物アレルギー対応に関する実態調査の結果より—
岸根 美絵 川越町立川越北小学校 栄養教諭
3.食物アレルギーを持ちながら働くために
能條 眞 昭和大学呼吸器・アレルギー内科
4.食物アレルギーにおける両立支援を支える多職種連携の現状と課題 長尾 みづほ 国立病院機構三重病院臨床研究部
午後は、特別プログラムII
「食物アレルギーへの全方位的アプローチ」
1.食物アレルギー診療の新たな展望 −小児−
佐藤
さくら( 国立病院機構相模原病院臨床研究センター)先生より、ここ20年で,乳幼児期の鶏卵、牛乳、小麦については、食物負荷試験をもとにした栄養食事指導により、より安全に食物摂取が可能となってきました。乳児期発症の食物アレルギーは、早期摂取による発症予防の研究、普通ミルクの導入時期と食物アレルギー発症のエビデンスが蓄積されてきています。しかし、近年増加している木の実アレルギー、花粉-アレルギー症候群、学童期以降も微量でアナフィラキシーをおこし除去せざるを得ない管理、治療などの課題をかかえていることが述べられました。
2.食物アレルギー診療の新たな展望 −成人−
猪又 直子 昭和大学医学部皮膚科学講座
3.アレルギー専門施設における病診連携 −展望と課題−
高瀬 貴文 国立病院機構三重病院小児科
4.クリニックにおけるオンライン診療 −可能性と課題−
の講演が行われました。
朝から夕方まで、一日食物アレルギーを勉強する機会が得られました。