2024/09/25
第40回日本小児臨床アレルギー学会学術大会が会長:清益 功浩先生(大阪府済生会中津病院小児科、免疫・アレルギーセンター)「明日に向かってプロフェッショナル!」というテーマで、大阪の梅田スカイビルで2024年7月13日(土)・14日(日)開催されました。開会式から、閉会式まで2日間参加し学会を楽しむことができました。
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「乳幼児のアトピー性皮膚炎治療外用療法とスキンケアのポイント~患者家族への指導を中心に」の片岡 葉子(大阪はびきの医療センター)先生は、アトピー性皮膚炎の治療のトップランナーの一人です。治療の外用療法とスキンケアの話しの歯切れの良いこと、また、当院で行っているアトピー性皮膚炎の治療の立ち位置が充分レベルに達していることがわかり、
勉強になりました。
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「明日からの診療に役立つ小児吸入療法~薬剤・デバイスの選択と指導のポイント~」
近藤りえ子(近藤内科医院/藤田医科大学)先生の実践的なEBMを伴った吸入療法の指導は、わかりやすく、ホー吸入の必要性だけではなく、デバイスの使い方について感銘を受けました。
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「ガイドラインをうまく臨床に活かす」
食物アレルギー診療ガイドラインでは、伊藤 浩明先生(あいち小児保健医療総合センター 免疫・アレルギーセンター)の講演がありました。今回のガイドラインは成人の食物アレルギーを含めていること、病型分類と病態分類について説明があり、免疫療法の限界についての話しがありました。
臨床の実践的な話しが多く、今後の臨床に活かして行きたいと思います。